2011年01月02日

ことば



あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます





今日、昼過ぎのこと。
人吉の温泉へ行こうと向かっていたけれど、
さすがに坂道の凍った路面をみてUターン。
そこで、近くの高熊温泉へ行くことにした。

そして、そのことが
新春を迎え2日めの今日、
私にとても大切なある短い出会いを与えてくれることになった。

ゆっくりと温泉を楽しんだ後、
ひとりのおばあちゃんと私だけがいた着脱衣所。
そこへひとりの腰が深くまがり杖をついた
小さなおばあちゃんが入っていらした。
そして、ニコッと微笑み
背の高い私に「籠をとってくださんな。」と頼まれて、
短い会話を交わしたことからはじまった
近くに腰掛けていらした
85歳のおばあちゃんとの会話。


小さなおばあちゃんに籠を渡した時に、
私の顔をみたそのおばあちゃんの驚いた顔。
「・・・ちゃん?」
「・・・・・似てましたか?」
それからはじまったのは身内のような話。

私はほとんど自分のことは話さなかった。
でも、おばあちゃんは、そんな私に
ご自身の人生、思いやこれまで思ってきたこと、
そして、私への激励のことばを
優しさと強さにつつまれた真剣なまなざしで
せつせつと話してくださった。

「85年独りで生きてきたの。」(その理由も…)
「がんばること、そしたら必ず道は開けるの。」
「(大変なときでも)何らかの方法(解決策)をみつけられるの。」
「あきらめないの。」
「相談するときは、心から信頼できる人に相談するの。」
「でもね、そんな人は数は多くないのよ。」
「でも、必ずいるものなの。」
「尊敬する人よ。」
そして、「あなたは幸せになる。」とも話してくださった…。

1つ1つのとてもありがたい「ことば」。
めぐりあうべくしてめぐりあったのかも知れませんね…。
新春のあるできごと…。

引っ越してからまたご近所のお年寄り(80代・90代)
の方々とも話す機会が増えた。
お年寄りの方々とのちょっとした会話、
その背中はたくさんの大切なことを教えてくれる「師」。




Posted by ac at 21:34│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
ことば
    コメント(0)